【26日】尾関さん: お友達キャンペーンについて
0.はじめに
アドベントカレンダーをお楽しみのみなさん、こんにちは!尾関と申します。
この企画のお話しを頂いた際、ちょっと私場違いなのではと不安になったのですが、なんだかんだ4年間スタッフを楽しんだのでその中で見つけられたものを残そうかなと思いました。
私のテーマは「スタッフルームの楽しみ方」です。この部屋、実はとっても楽しいです(笑)。私の楽しみ方はあくまで一例であって、いろんな楽しみ方があります。それに、私は運営委員やスタッフの経験しかありませんので、ジャッジルームのことはわかりません。これが絶対ではないのでこんな人もいるんだなと気軽に読んでいただけたら嬉しいです。
1.おすすめの過ごし方
中高生の大会ではタイムキーパーをすることが大半ですが、大学生・社会人向けの大会はあまりタイムキーパーをしません。ですので多くはジャッジさんの出した判定結果やコミュニケーション点の書かれた紙を集計室に運んだりが主な仕事となります。しかしTK以外のタスクはオンラインの大会になってからなくなってしまいました。オンラインのでもオフラインでもスタッフは試合以外の時間がとても長いです。休憩が入った際には試合中一時間なにもやることがないことも…となると意外と自由時間が多いんです。この時間、ここでしかできない体験でぜひ有効活用していただきたいです!
私は「お友達キャンペーン」と名前を付けてこの自由な時間を過ごしていました。
具体的な内容は、3点。
- はじめましての人には必ず一度話しかけること
- 3人は印象に残るような会話をすること
- 1人とは打ち解けられたなと思えるくらい仲良くなること
大会がオフラインだった大学1,2年の2年間、以上の点に気を付けてお友達キャンペーンを続けました。結果、知り合いが1人しかいなかった関東地区で、学生6人、若手社会人5人、ちょい年上な大人4人と、大会以外の場所で集まったり、2人で食事に行くくらい仲良くなれました。これだけでも15人ですが、大会会場だけでしか会わないけど仲がいい人はもっといます。年に数回しかない大会、しかもたった二年間で濃い関係を15人以上も築くことができました。数字としては多くなくても大学生・社会人以降、人脈に広がりを持たせる難易度が上がる中でこの結果は決して少ない方ではないかと思います。
2.お友達キャンペーンで意識したこと
次になぜ、上記の3点を意識したことについてです。①初対面の人がいたら話しかけることにはメリットが2点あります。その空間にどんな人がいるのか把握できること。スタッフをしに来ている、つまり仕事があるのですから一人でできることはまずありません。客観的にどんな人がコミュニティにいるのか把握することはディベートコミュニティに限らず大事なことではないかなと思います。もう一点は、その人が話しかけやすい人なのかそうではないのかの入り口が見えること。見た目という第一印象をもう一歩踏み込んで②につながります。
②3人という数字にこだわりはないのですが(笑)、何となく会話をするときに2人で話すよりも間に誰かいる3~4人くらいが一番話しやすい空間な気がするので、これくらいの規模で一試合分の待ち時間楽しく会話できたらいいかなというイメージです。
③これはかなり高難度ですが、気持ちはこれくらいの方が勢いが出るのでお勧めです。イメージはオフラインだと、大会が終わった後の打ち上げで2人で話していても会話が盛り上がるくらい、オンラインならTwitterやFacebookでメッセージ送るくらいです。そうなるとたった一日でもその人を少し良く知れたような親近感がわきます。本当に仲良くなった人はそのタイミングで連絡先を交換したりしました。
以上、私が意識して行っていたことの全貌です。次になぜこんなにも意識してお友達キャンペーンをやっていたかについてお話しします。
3.なぜお友達キャンペーンをしていたのか
理由は大きく2点。一つ目は単純に孤独で寂しかったから(笑)。私は大学進学で関東に来たので知り合いは全くと言っていいほどいませんでした。ディベートコミュニティに限らず大学にもサークルも慣れる前でしたので本当に孤独感がすごかったので何とかしていざというときに助けを求められる人を作らねばという思いでした(笑)。ディベートでも、誰か親しい人を作らなければ大会に行っても寂しいですし、友だちがいたほうが楽しいだろうなと思っていました。好きなディベートには携わっていたいし、なにか自分にないものを持っているいろんな環境で生活している人と関わってみたいという好奇心もありました。
もう一つは、社会訓練です。これは自分に限っているのかもしれませんが、私は中高そして大学までも女子学校に通っていますのでほぼ異性と話したことがなくここまで来てしまいました。このまま社会人になったらどうなってしまうのだろう、きっとまともにコミュニケーションすら取れないかもしれないという焦りがありました。幸いにもディベートコミュニティにいる方は温かく見守ってくださる方が多いので、もし怖くなってもまた頑張ればいいやと思って慣れない男性との会話の克服に挑みました。
4.休憩
真面目に話過ぎたのでここらで少しティーブレイク!
コロナも落ちついてまたオフラインに戻ったとき、スタッフルームで会話を広げるために持っておくといいものをご紹介します。
それは…お菓子です!(チョコとグミなど2種類くらい)
1人でいる人は大体疲れてぐったりしていますので、そんなときに「これ、いります?」と話しかけると①~②は大体突破できます。私はお菓子を巾着に入れてスタッフルームにいる時は常に持ち歩いてました(笑)。スタッフはお菓子の周りに群がる習性がありますのでこれは結構な効果ありますよ♪(コロナ対策として一つずつ小分けになっているお菓子を選ぶとよいでしょう!)
5.話しやすい環境なのか…?
あと、ディベートから離れてしまう人の心の内としてありそうなのが「ディベートの話ができないと会話に入れないのではないか」という意見です。思いますよね、私も思いました。だからディベートと関係のない話をがんがん話しかけました(笑)。話が小難しくなりがちなコミュニティですよね。でも実際話しているとディベートと関係のないことで盛り上がっている人たちもいますよ。就活の相談したり、大学の違いとか話したり、もっとプライベートなことに突っ込んだりとか。少なくとも私はそうですので、大会でもっと気軽に話したいなと思ったらぜひお声がけください(その前に私が話しかけている可能性もありますが)
もっと気軽で大丈夫です。むしろディベートではない話をすることで、ディベートをしている影響がどんなところでその人の中に反映されているのかなど、より人が知れて面白いです。
6.さいごに
本を読んだり、課題をしたり、仕事をしたり…とおひとり様空間として楽しむのもいいと思います。しかし!私がおすすめするのはいろんな人と話しまくるおしゃべりタイムに充てることです。1人でできることは一人の時間でやればいいですし、せっかく誰かがいるのならその人がいないとできないことがしたいと素朴に思うからです。ディベートコミュニティには、いろんな大学、様々な職種、幅広い年齢層と縦も横も広がり放題です。知り合いは多ければいいわけではありませんが、自ら作ろうと思わなければ密な関係の人はできるものでもありません。こんなにも広がりがあっておもしろい空間はそうそう身近にはないと思います。
一見、小学生みたいな過ごし方ですが、私は大学人生の中で、最も奪われたくないくらい充実した時間だと思っています。
ディベートコミュニティは楽しめるだけでなく、人とコミュニケーションをとる練習にもなるので、ここでしかできないチャレンジをぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。